感染症患者たちと向き合いながらも健康状態を維持している医師たちが鍋によく入れて食べている具材のひとつがきのこ!中でも舞茸がオススメだと言います。
※本記事は、2025年12月4日(木)放送の「林修の今知りたいでしょ!」を参考にまとめました。
街の人たちに聞きました!「鍋にどんなきのこを入れる?」
- えのき(出汁が良く出るから)
- まいたけ(ヘルシーだから)
- しいたけ(旨味が強いから)
- エリンギ(歯ごたえが美味しいから)
この中でインフルエンザ対策に期待が出来る栄養がずば抜けて豊富なキノコは??
医師たちに聞いてみました!「感染対策によいキノコは?」
蛭間重典先生(ひるま甲状腺クリニック蒲田院長)「ウイルスと戦う免疫細胞を活性化させてくれるキノコ」
橋本将吉先生(東京むさしのクリニック院長)「冬に不足しがちな栄養素がたくさん含まれているキノコ」
その正体は・・・舞茸(まいたけ)!
年間600人以上を訪問する医師の橋本将吉先生は、舞茸を入れた豆乳鍋をよく食べているそうです。
医師たちに聞いてみました!「一体なぜ舞茸が良い?」
ビタミンDが豊富に含まれている
ビタミンDが豊富と言われるキノコの中でも、舞茸は抜群!ぶっちぎりの1位!
ビタミンDの摂取によって、急性呼吸器感染症のリスクが12%低下したという報告もあるそうです。(Vitamin D supplementation to prevent acute respiratory tract infections: systematic review and meta-analysis of individual participant data)

β-グルカンが豊富
ウイルスなどが体内に侵入した際に感染を防いでくれる、免疫細胞の働きを活性化して助けてくれます。
他の食材との組み合わせで舞茸のビタミンD吸収率UP!
舞茸×豆乳
舞茸に豊富なビタミンDは他の具材との組み合わせで吸収率がUPすると言われています。その1つが豆乳。
「豆乳はマグネシウムが含まれていて、ビタミンDを活性化してくれます」
舞茸×鶏肉
脂溶性であるビタミンD。
鶏肉に含まれる脂といっしょに摂ることでビタミンDの吸収率がアップします。
冬は日照時間が短くなり体内でビタミンDが作られにくくなるので、食材に頼る必要があります。冬こそビタミンD豊富な舞茸を食べることが良いとされています。
同じ量のビタミンDを日光浴で吸収した場合の比較↓

このデータは、顔と両手を露出した状態での結果だそうですが、真冬はマフラーや手袋などで防寒したり、感染症対策のためにマスクで口元を覆っていたりと、ますます露出が少なくなるため、日光浴でビタミンDを補うのはかなり困難です。医師たちが積極的に舞茸を食べてビタミンD摂取に精を出しているのも納得できます。
舞茸の栄養を逃さない農家鍋
山本舞茸栽培センター(静岡県浜松市)では空調を管理して1年中舞茸を栽培しています。舞茸は、おがくずなどを混ぜた栄養豊富な培地に菌を植えて培養します。1ヵ月ほどで出荷できる大きさに成長します。
いつも脇役の舞茸も、お肉で巻くだけで主役に昇格!
舞茸の肉巻き鍋
一口サイズの舞茸に豚バラ肉を巻くだけ!
舞茸嫌いな子どもも肉で巻くとパクパク食べてくれるため始めたといいます。
鍋の具材にした後は、〆の雑炊!鍋つゆを使って雑炊にすることにより、栄養成分を余すところなく摂取することができます。
鎌田實先生(諏訪中央病院 名誉院長)も絶賛!
「舞茸と豚肉を一緒に食べることによって免疫細胞の強化に期待できる」
- β‐グルカンは水溶性
雑炊にして食べることによって、汁に流れ出た栄養ももれなく摂れる! - β‐グルカンは血中の悪玉コレステロールの抑制にも◎
(豚肉と食べてもあまりコレステロールを上げない) - マイタケプロテアーゼ
たんぱく質の吸収力UP!
人間の免疫細胞もたんぱく質で出来ているので、舞茸を豚肉と一緒に食べると◎
番組情報
本記事は2025年12月4日(木)放送の林修の今知りたいでしょ!「冬の体を守る”最強の具材大発表SP」を参考に書きました。
| 番組名 | 林修の今知りたいでしょ! |
| 放送局 | テレビ朝日系列 |
| 放送日時 | 2025年12月4日(木)19:00〜21:54 |
| テーマ | 医師が実際に入れていた 冬の体を守る鍋の最強具材を大発表SP |
| 出演者 | 【MC】林修 【副担任】斎藤ちはる(テレビ朝日アナウンサー) 【学級委員長】バカリズム 【学友】伊沢拓司 【ゲスト学友】磯山さやか、キムラ緑子、塚地武雅、伊集院光 【講師】鎌田實(諏訪中央病院 名誉院長) 生垣英之(いけがき皮膚科 院長) |


