お刺身になった切り身からでも何の魚かを判別して教えてくれるAI魚図鑑アプリが「ホンマでっか⁉TV」で紹介されました。
今回の「ホンマでっか⁉TV」は、1時間を通していろんな境遇の人に有益な内容だったと感じるため、AI魚類識別アプリを紹介するついでに番組の内容をまとめてみます。順不同です。
特に次のような人に価値のある情報だと思います♪
何の魚かを判別して教えてくれるAI魚図鑑
子どもの食育に良いと子育て中のパパ&ママに大人気のアプリをご紹介!
マイAI-AIが魚を判定する新しい魚図鑑
切り身や刺身の状態でも何の魚かを判別できます!
魚の判別に特化したAI(人工知能)アプリです。魚の写真を撮影するだけで、AIが魚の種類を自動的に判定してくれます。(過去に撮った写真でも判定することができます)
現在では300種類以上の魚を識別できるようになり、お刺身状態でも判別が可能です。
泳いでいる魚を見たことがない子どもたちが「魚は切り身の状態で泳いでいる」と思っているという嘘みたいな本当の話が最近は多発しているようなのですが、切り身にこのアプリをかざして「どんなお魚かな?」と親子で楽しみながら学べば、子どもに正しい知識を身に着けさせることが出来ますね♪
マイAIのすごいところは、単なる魚種判別だけでなく、魚図鑑としての機能も備えているところ。
判別が終了した魚の写真は、魚図鑑とリンクさせてアプリ内にコレクションすることが出来るので、お子さんと一緒に食べた魚の記録としてコレクション出来ます。(スタンプやシール目当てに頑張れるお子さんの場合は食わず嫌い克服のやる気を刺激できるかもしれません)
同時に、判別された魚の特徴や、栄養価、調理方法などの情報も確認できるため、食育にも役立ちます。また、もともと釣りやアウトドア向けのアプリだったことが関係してか、危険な魚種に警告表示が出るので、安全面の配慮もあります。
魚に関する知識や経験が乏しい人でも、安心して魚食を楽しめる良い時代になりましたね♪
何年か前にマグロの偽装疑惑(寿司ネタ詐欺疑惑)が問題になった事件もありましたが、写真に撮るだけで何の魚か分かるようになれば、お店側も不正をしづらくなって健全な経営ができますね。
マイAIを実際に使ってみた!
買ってきたお刺身パックを使って魚の種類を判定してみました!(体験談)
←画面上部が私が撮った写真、下部が「マイAI」アプリが判定して候補に挙げた魚です。
それぞれの候補の下に「マイコレクションに保存」のボタンが出るため、押すと図鑑コレクションに登録できます。
「マイAI」には利用者情報の登録などのステップがなく、インストールが終わったらすぐ使える点が◎でした!
2回分すぐに判定できました。(2回分を使い終わったら30秒程度の広告再生をすれば再び2回分復活しました!)
候補の中に該当する魚がなかった場合は、自分で正しい魚の名前を入力してコレクションに追加できます。
切り身というか刺身になった小さな肉片の状態でも判別できましたし、別の刺身で試したとき、炙りの状態のスズキでもきちんと「スズキ」が候補に出たのが意外でした。
面白かったです!!
これは子ども達も喜ぶ!・・・子育て中のパパママが大絶賛する理由がよく分かりました。
物事を調べる(例:名前を知らない魚を調べる)のにもスキルが必要ですが、このアプリを使えば、見た目でAIが判定して瞬時に候補を出してくれるので便利すぎます♪写真を撮るだけで判別してくれるため、調べ方のコツがよく分からない人でも簡単です。
食育にも!最近は魚のサブスクも人気
【サカナDIY】は、全国の漁港から厳選した旬の地魚を、レシピと調味料つきの「料理キット」として毎月お届けする日本初のサービスです。
魚のプロが監修した、誰でも簡単に作れる料理レシピと面倒な下処理が済んだ魚が届くので、キッチンを汚すことなく本格的な魚料理をご自宅で楽しめます。
毎月旬の魚料理キットを自宅にお届け♪【サカナDIY】サカナDIYのレシピには地魚の豆知識も掲載!お子様と一緒に作って学べるので食育にも役立ちます。
その他ホンマでっかTVで紹介された魚知識
サケは身よりも皮の方が栄養価が高い
「サケは身よりも皮を食べる方が栄養価が高い」そう。
それは、サケの皮が分厚いことに関係していて、サケが北海道からアラスカに移動した後に冷たい海の荒波の中で3年ほど過ごす(皮を分厚くしないと生きていけない)ため、皮に脂肪をためこむことが、身よりも皮の栄養価が高くなる理由だといいます。
サケの脂肪には、オメガ3脂肪酸がたくさん含まれていることに加えて、ビタミンやコラーゲンも豊富で、体に良い&皮膚や骨を作る栄養が豊富であり、美容業界でも最近注目されているとのこと。皮膚の潤いを保ち、弾力のある肌作りに役立ちます。
皮はパリッパリによく焼いて食べましょう!臭みが消えます。(ビタミンは熱で多少壊れてしまうのですが、他の栄養は取れるので皮まで食べることをオススメします)
サケは美容の世界でも大注目!
見た目年齢を若返らせる効果があるとして、サケやマスの精子から抽出したDNAの成分を注射する「サーモン注射」が流行しているそうです。「肌の輝き」が増すと好評だそうです。
- 細胞が修復されて若返る
- 新しい血管がのびて肌のハリがよくなり、シミやくすみがなくなる
上原恵理先生(美容医療評論家)自身も目の周り(眼球以外全部)に注射したところ、細かいシワがほとんど消えたそうです。効果を持続させるには、2~3週間のペースで3~4回程度、その後は半年に1回程度で治療を受けるのが良いそうです。(ただし、まだ高い)
「風呂上りのオカンのキュウリみたいに顔にサケ貼ったらいいんじゃちゃう?」という彦摩呂さんの反応が面白かったです。DNAの成分のポリヌクレオチド(PN)が細胞に対してシグナル伝達をして細胞を活性化させて修復する仕組みなので、サケをそのまま食べたりするだけでは効果が期待できないそうです。
肌に浸透する小さい成分のため、スキンケア化粧品としての展開はあるそうです。人間の体の組織と非常に近い性質を持っているため、副作用が少ないのが特徴です。
↓見つけました!!
↑「ぷるるんフェイスマスク プレミアム」は、「ヒト臍帯由来エクソソーム1」とサーモンから抽出された「ポリヌクレオチド2(PN)」を配合したシートマスクです、保湿だけでなく肌荒れ予防成分も配合しています。2024年11月1日(金)に発売開始されたばかりの新商品です。
オメガ3脂肪酸は海馬を大きくする
生物評論家の池田清彦先生によると、サケやイワシやサンマにはオメガ3脂肪酸が含まれていて、記憶力アップが期待できるそうです。アルツハイマー(海馬が委縮する)の予防としても期待されているそうです。
オメガ3脂肪酸は片頭痛対策にも良い
梶本修身先生(疲労評論家)によると、片頭痛がある人は青魚(サバやサンマなど)を週に2~3回食べると片頭痛の回数を減らすことが出来るそうです。
最近分かってきたことなのですが、ナッツなどに含まれるオメガ6脂肪酸を食べるとできるオキシリピンという成分が頭痛を増強するそうです。逆に、青魚に含まれるオメガ3脂肪酸を食べてできるオキシリピンは頭痛を低減してくれるのだそうです。
サバやサンマにはオメガ3脂肪酸が豊富に含まれているため、食べると片頭痛の回数を減らしたり、片頭痛が起きたときの痛みを軽くしてくれるそうです。
青魚の脂は美容にも良い
青魚に秘められた美肌パワー!先程ご紹介したのは精子由来のDNAでしたが、お次は脂。
美容医療評論家の上原恵理先生曰く、サバやサンマなどの青魚の脂はシワ・たるみを軽くする効果が認められているとのこと。
2919人を2年半調査した大きな研究結果で、魚のオメガ3脂肪酸を多く摂った人(EPA・DHAをたくさん摂取した人)は、紫外線ダメージによるシワやたるみが軽かったことを示すデータが存在そうです。
紫外線ダメージには日焼け止めを塗って対策する人が多いと思いますが、魚で美肌を保てることが分かり期待されています。
缶詰の方が栄養を吸収しやすい
- 油が逃げない
- 加熱すると消化吸収しやすい
缶詰の汁にも栄養があるため、余さず食べることがオススメです。明石家さんまさんが「ちょっと醤油を垂らせば美味しくなる」と言っていました。
ちなみに、他局の番組ですが、翌日の「林修の今知りたいでしょ!」で生と缶詰で比較したサバの成分の含有量の違いを紹介していました。生よりも缶詰の方が栄養価が高いことがよく分かります。
DHA | EPA | |
---|---|---|
サバ生魚 | 970mg | 690mg |
サバ缶詰 | 1300mg | 930mg |
魚の脂は肉の脂よりも太りにくい
魚の脂は肉の脂よりも太りにくいと、魚食文化評論家のながさき一生先生が教えてくれました。
魚の脂、EPAやDHAは固まりにくい脂肪酸です。豚や牛などの肉は冷蔵庫の中では冷気で白くなり固まってしまいますが、アジ・サバなどの魚は同じ冷蔵庫の中で冷やされても白くもならず固くなりません。
脂質をとるなら肉よりも魚を選んだほうがヘルシーでダイエットにも役立ちそうです。
サバからマグロが生まれる!?「代理親魚」
別の魚に産ませて育てる技術もあります。代理親魚技法。マーケティング評論家の牛窪恵先生が教えてくれました。
精子や卵のもとを取り出して、別の魚に入れて産ませるそうです。ドナーとなる魚の精子や卵のもととなる生殖幹細胞を、別の魚(代理親,宿主魚)の稚魚に移植することで、代理親が成長して成魚になったときに“ドナー由来の魚”を産ませます。
分かりやすく言い換えると、サバからマグロを生ませる例では、
- ドナー=マグロ
- 代理親=サバ
です。サバが小魚のうちにマグロの精子/卵子のもととなる生殖幹細胞を移植すると、サバが成魚になったときにマグロを産むという意味です。
- 養殖に必要な労力が減る→経費削減
- (短期間で成熟する小型の代理親魚に産ませるため)親の成熟にかかる日数が短縮
- 優秀な遺伝子を持った個体の大量生産が可能
などのメリットがあります。
美味しいお刺身はナナメ45度!
スーパーマーケット評論家3の三浦慶太先生が「美味しいお刺身を売っているスーパーマーケットは、ツマと刺身が45度に並んでいます!」と教えてくれました。
45度にすることで
- 立体感
- ボリューム感
- 大葉とのコントラスト(鮮度感も伝わる)
- ラベルで隠れない
より美味しそうに見える刺身の盛り付け方が出来るお店は、その店に腕が立つ職人さんがいる証であるとのことです。
また、産地や調理法(ムニエル・鍋・フライ・パスタ・シチュー・バジルオイル漬け…etc.)ごとに売ったり、関連商品を一緒に並べるなど、旬の魚の様々な食べ方を提案しているお店ほど、職人さんの知識が豊富でお客様目線での提供意欲もあるため、美味しいスーパーを見分けるポイントとなるそうです。
珍しい魚がいっぱい!魚売り場がすごいスーパー3選
スーパーマーケット評論家の三浦慶太先生が全国で取材して厳選した、魚売り場がすごいスーパーを教えてくれました。
三次フードセンター フードオアシスみよし(広島県三次市)
2週間経っても刺身で食べられる珍しい魚を取り扱うスーパーです。
ネズミワニ。
「ワニ」は方言のため、正式名称は「ネズミサメ」。
サメは身にアンモニアがたくさんある=腐らないため、2週間も日持ちさせることが出来るそうです。
FOOD MARKET SANZEN(静岡県掛川市)
しらす専門の港から当日の朝に水揚げされた鮮度抜群の生しらすを取り扱っています。
マンボウやクエも丸ごと仕入れて販売しています。
フレッシュフード・モーリ(兵庫県神戸市)
珍しいモウカザメの星(心臓の刺身)を売っています。
魚が苦手な人へ
2024年11月6日(水)放送の「ホンマでっか!?TV」では、魚嫌いな子どもにも食べられる魚料理レシピも登場しました。魚嫌いを克服するコツと共に別記事にてご紹介しています。サケからチャレンジすると良いですよ♪
番組情報
本記事は2024年11月6日(水)放送の「ホンマでっか!?TV『美と健康の秋魚パワーSP』」を参考に書きました。都合により、紹介順は変更して書きました。
番組名 | ホンマでっか!?TV【美容と健康に!秋の魚パワーSP】 |
放送局 | フジテレビ系列 |
放送日時 | 2024年11月6日(水) 21:00から |
テーマ | ・鮭は皮まで食べて!美容健康に嬉しい栄養 ・老化防止&記憶力・免疫力UP効果に期待 ・魚嫌いな子も食べる簡単まぜごはんレシピ ・美味しいサンマは口先が黄色? 他 |
出演者 | 明石家さんま、井上清華(フジテレビアナウンサー) EXIT(りんたろー。、兼近大樹)、磯野貴理子、ブラックマヨネーズ(小杉竜一、吉田敬) 今回のゲストは彦摩呂さんでした。 |
専門家 | 池田清彦(生物評論家) 上原恵理(美容医療評論家) 牛窪恵(マーケティング評論家) 梶本修身(疲労評論家) ながさき一生(魚食文化評論家) 松丸奨(学校栄養士評論家) 三浦慶太(スーパーマーケット評論家) |
秋の魚といえば「秋刀魚」を思い浮かべる人が多いですよね?今回のホンマでっか!?TV【美容と健康に!秋の魚パワーSP】では一発目が「サケは身よりも皮を食べる方が栄養価が高い」から始まったので、「サンマじゃないんかい!」と明石家さんまさんがツッコミを入れていました。全体的にボケツッコミが多く面白い放送回でした。
今日のホンマでっかTVで私が興味深いと思ったのは、魚が人の50倍の治癒能力を持つこと。皮膚が傷ついた場合、魚は人の50倍のスピードで傷口がふさがるそうです。池田清彦先生(生物評論家)によると、リーダー細胞の働きに差があるとのことでした。
これを聞いた彦摩呂さんが「将来的に生きた魚を少し食べたら再生してまた何回も食べられる部分が増える時代が来るのか」と発言していてとても面白かったです。池田先生から「皮膚と肉は別」とツッコミを受けていました。
- エクソソームは、若返りや肌トラブルの予防など美肌効果を与える物質。美容医療の場で人気の成分です。その中でも赤ちゃんと母体を結んでいる臍帯より採取した、市場では1%しか出回らない貴重なヒトサイタイ血由来のものを「ぷるるんフェイスマスク プレミアム」に配合しています。ヒトサイタイ血由来のエクソソームは脂肪由来や歯髄由来のものよりも質や量が良いそうです。 ↩︎
- ポリヌクレオチドには、線維芽細胞を刺激することで細胞の増殖を促す働きがあります。そのため、細胞修復や血管の新生など促進する効果が期待でき、加齢によって肌のハリ不足や小じわを気にし始めた方や、肌のうるおいを取り戻したい方に人気です。 ↩︎
- スーパーマーケットで働く人に向けた雑誌「食品商業」の編集長を務めていらっしゃいます。 ↩︎
\青魚を美味しく食べたい人にはこの記事もオススメ/