「天王川公園も彼岸花がキレイだよー」とのことで、見に行ってきました。
天王川公園の彼岸花
藤まつりや尾張津島天王祭で有名な天王川公園。秋は彼岸花が美しいです。
天王川公園とは
天王川公園は、愛知県津島市にある公園です。
天王川は、木曽川の支流である佐屋川に合流する川で、江戸時代までは当時のまちの中央を流れていました。水上交通の要衝でした。現在は市の西部、天王川公園に丸池として残っています。
四季折々の風景が楽しめるのが魅力で、春には桜(ソメイヨシノ)の花、ゴールデンウィーク頃には藤の花、夏には睡蓮の花、秋には彼岸花や紅葉、冬には雪景色などを見ることができます。
彼岸花は、公園を囲う堤に生えています。
堤に添うように遊歩道が整備されています。
ところどころベンチも設置されているので、自分のペースで散策を楽しめます。
天王川公園は、他の彼岸花スポットに比べて人が少ない「穴場スポット」な印象。
ゆっくり休憩しながら歩きたい方やこだわりのワンショットを撮影したい写真好きな方にとっては◎だと思います。
天王川公園は、芝生広場やアスレチック遊具もあるので、お子様連れでも楽しめる公園です。噴水広場では水遊びも楽しめます。授乳室も完備しています!
天王川公園は藤棚が有名
津島は昔「藤浪の里」と呼ばれていたほど、藤の名所として有名です。藤の時期は特に観光客で賑わいます。
中でも天王川公園の藤棚は規模も大きく、見物客を圧巻させます。
彼岸花とは
ヒガンバナ(彼岸花)は、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。原産地は中国大陸です。
秋のお彼岸の頃、花茎の先に強く反り返った鮮やかな赤い花を咲かせます。方言を含めると、別名は1000種以上あると言われています。「地獄花」「葬式花」「幽霊花」等ちょっと不吉な呼び名も・・・
天王川公園の彼岸花の開花状況
写真を撮影した2024年10月7日時点では、満開のピークを通り越した感じでした。
天王川公園では、毎年9月下旬になると彼岸花が咲き始めるそうです。
実際に行ってみると、東側の堤(※天王川公園の案内マップで言うなら下側の遊歩道沿い)の方は満開の時期が過ぎた後という印象でした。(花の赤色より土や緑が目立つ感じでした!)
西側の堤は花の開花状況はイイ感じだったのですが、あいにく工事で水浸し&通行が制限されていました。
【比較】時期を同じくして訪れた津屋川堤防の彼岸花群生地(岐阜県海津市)ではまだまだ蕾の状態の彼岸花があちらこちらで見れました。
津屋川の彼岸花と比べると、こちらの天王川公園の彼岸花は既に満開のピークを過ぎている印象を受けました。
ピークは過ぎたとはいえ、天王川公園の彼岸花もまだしばらく楽しめそうです!
そういえば、土日に尾張津島秋まつりがあったせいか、天王川公園に向かう途中、道路に津島山車の車輪の痕跡を発見しました。「きっとここで車切披露1が行われたんだろうな」と思いを馳せながら散策を楽しめました。
彼岸花の蜜を吸うアゲハ蝶を発見!
通常、植物は、受粉のため、虫を呼び寄せて花粉を運んでもらうために綺麗な花を咲かせます。しかし、「受粉のため」は彼岸花には当てはまらないのだそうです。なぜなら、彼岸花は種子ではなく球根で増えるから。(⇒いわば自分の分身・コピーを作って増えるので、次の年も同じ場所に同じ時期に同じぐらいの背丈の花が咲きます)
ただ一方的に蝶に蜜を吸わせてあげる「無償の愛」「見返りを求めない愛」という感じがします。
アゲハ蝶は、幸運が訪れる前兆とされています。
池では亀がひなたぼっこ
天王川公園には亀や鯉がたくさんいます。
少し肌寒くなってきたせいか、亀が日光浴をしていました。(ポカポカ気持ちよさそう♪)
気温がやっと25度を下回ってきて、過ごしやすく、ウォーキングにも取り組みやすい時期になりました。
天王川公園で行われるお祭り
【4月】尾張津島藤まつり
津島は昔「藤浪の里」と呼ばれていたほど、藤の名所として有名です。中でも天王川公園の藤棚は規模も大きく、見物客を圧巻させます。
ライトアップされた藤棚はとても綺麗です。水面に浮かぶ散花と、水辺にかかる橋、灯った明かりの競演がとても素晴らしい♪
【7月】尾張津島天王祭
尾張津島天王祭は、津島神社の祭礼で、日本三大川祭りの一つに数えられます。500個余りの提灯をまとった巻藁舟が、津島笛の音と共に天王川公園の「丸池」を漕ぎ渡ります。(宵祭)
ユネスコの世界無形文化遺産、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
尾張津島天王祭は長い歴史を持ち、織田信長や豊臣秀吉も見物したという記録があるそうです。
他の季節の天王川公園
天王川公園へのアクセス
愛知県津島市宮川町1丁目地内外
電車でお越しの方 | 津島駅(名鉄)より徒歩約15分 |
バスでお越しの方 | 津島市老人福祉センターバス停(津島市ふれあいバス)から徒歩約3分 |
お車でお越しの方 | 弥富ICから約15分 駐車場有り:321台、原則無料(イベント時有料) |
- タクシーが呼べるアプリ GO《ゴー》
津島市はGOの対応エリア内です - 格安レンタカー予約 スカイチケットレンタカー
レンタカーを借りて周りのスポットもまとめて観光
天王川公園周辺の観光&グルメ
津島神社
主祭神は建速須佐之男命様。主に、疫病除け、厄除け、災難除けにご利益がある神社です。
京都・八坂神社とともに「西の八坂神社、東の津島神社」として牛頭天王信仰の二大社として知られています。かつては「津島牛頭天王社」と呼ばれていました。
瑠璃光寺薬師堂
瑠璃光寺薬師堂は天王川公園のすぐ近くにあります。公園西側の土手に目を向けるとすぐに見つかります。
薬師如来様の正式名は、 薬師瑠璃光如来。病気やケガなど、私たちの痛みや苦しみを救ってくださる現世利益の仏様です。創建時は「津島神社」の境内にあったそうです。
あかだ&くつわ
日本一かたいお菓子!
津島神社にゆかりのある縁起菓子です。
- 悪疫退散祈願「あかだ」
- 開運招福祈願「くつわ」
保存料などの添加物は不使用。良い意味で頑固に昔ながらの手作りで昔のままの味を守り続けているお菓子で「日本一硬いお菓子」として有名です。
「あかだ」は、平安時代に弘法大師(空海)が悪疫退散祈願として津島神社に供えたものに由来。津島神社の参拝者が疫病除けのご利益を願って買い求めたのがはじまりと言われています。「くつわ」は津島神社の無病息災を願う神事「茅の輪くぐり」の茅の輪を形取ったもので、馬の「くつわ」に似ていることが名前の由来です。
そういえば、新型コロナウイルス感染症が流行り始めたとき(世間では「アマビエ」様の認知度が爆発的に広まったとき)、津島神社では感染拡大の収束を願って、建速須佐之男命様の絵が描かれ「悪疫退散」の文字が入った特別御朱印の授与をしていました。津島神社は古くから、疫病封じの神様として知られています。
まとめ
天王川公園の彼岸花は間もなく花期を終えてしまいますが、天王川公園はどの季節にいっても楽しめます。
春には桜(ソメイヨシノ)の花、ゴールデンウィーク頃には藤の花、夏には睡蓮の花、秋には彼岸花や紅葉、冬には雪景色などを見ることができ、四季折々の風景が楽しめるのが魅力です。
園内には芝生広場やアスレチック遊具もあるので、お子様連れでも楽しめる公園です。噴水広場では水遊びも楽しめます。
お近くにお越しの際は、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
授乳室も完備しているくらい、設備が整った天王川公園なのですが、一つだけ難点なのが自動販売機がほぼ完売なところ。
お子さんを連れて遊びに行く際は是非、水筒をご持参ください。
まぁ、敷地内にスターバックス天王川公園店がありますし、少し歩けばコンビニもあるので、ドリンクの調達は出来ますけどね・・・
- 尾張津島秋まつりでは、津島神社へ奉納される前に、天王通りの辻々で車切を行いながら山車が市内を巡行します。 ↩︎