子育て支援施策について比較してみた!(大垣、羽島、海津、養老、安八、輪之内…子育てしやすい街はどこだ!?)

子育てに役立つ行政サービス
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今日は、これまでの投稿でまとめた6つの自治体(大垣市羽島市海津市養老町安八町輪之内町)についての比較をしてみたいと思います。レッツゴー!

子育てしやすい街はどこか、手っ取り早く知りたい方は、わたしのオススメを、まとめ章の【目的別】子育てしやすい街にリストアップしたので、チェックしてみてくださいね♪

\子育てしやすい街/

※助成金/補助金/給付金の支給条件は自治体により異なります。支給条件や、制度に関する最新情報は公式サイトをご確認ください。(各コンテンツに公式サイトへのリンクがあります)

【妊活期】に受けられる支援を独自に設けている自治体

母子健康手帳の交付から子育て支援に取り組む市区町村が多い中、一部の自治体では妊活段階から支援を行っています。ここでは、下記の観点で比べてみます。

妊娠検査に対する助成金制度がある

「妊娠したかも?」と思ったときに産婦人科にかかりやすくするための独自の助成金制度です。妊娠検査は基本的に健康保険が適用されないため、初診料と検査費用は全額自己負担となるのが一般的ですが、この段階から助成金で支援することにより、子育て世代の負担を軽減しています。

養老町

養老町では、初回産科受診料支援事業にて、妊娠判定に係る費用のうち、初回診察料と、産科医療機関が必要と判断した場合の尿検査及び超音波検査料を上限1万円の金額を助成しています。同年度中に2回まで助成を受けることができます。

【自治体HP】養老町|初回産科受診料の助成について

輪之内町

輪之内町では、妊娠確認等で医療機関を受診した際にかかった費用への助成金制度を設けています。妊娠1回につき1回利用でき、上限金額は1万円です。

【自治体HP】輪之内町|妊婦健診前の産科受診費用助成のご案内

養老町は、妊娠していてもいなくても検査にかかった費用を助成してくれるんですね!しかも、1年に2回!すごい!!

不妊検査に対する助成金制度がある

保険適用にならない妊活健診費用について公費で補う独自の助成金制度です。不妊治療の早期開始のきっかけをつくり、妊娠成功率を高めます。

大垣市

大垣市では、精液検査(男性側の検査)と抗ミュラー管ホルモン(AMH)検査(女性側の検査)に対して助成金を設けています。助成上限額は、精液検査:4,000円(生涯1回)、抗ミュラー管ホルモン(AMH)検査は8,000円(年度に1回)です。

【自治体HP】大垣市|妊活検診費の助成

不妊治療に対する助成金制度がある

岐阜県では、県として、保険適用で受けた特定不妊治療(顕微授精・体外受精)及び男性不妊の治療について上限10万円まで助成する制度を設けています。

【自治体HP】岐阜県|特定不妊治療助成事業

それに加えて、独自に助成金制度を設けている自治体もあります。岐阜県のサイト内には、「県内市町村が行う不妊治療費の助成について」の記載があり、独自に不妊治療を助成している市区町村を【一般不妊治療(人工授精)】・【特定不妊治療(顕微授精、体外受精)】の項目別に公開しています。

海津市

海津市では、一般不妊治療(タイミング法・人工授精等)と特定不妊治療(体外受精・顕微授精等)につき、上限10万円まで助成する制度を設けています。

【自治体HP】海津市|不妊症(一般不妊治療・特定不妊治療)の治療費助成

【妊娠期】の支援を独自に設けている自治体

下記の観点で、それぞれ他の自治体よりも支援が厚い自治体をご紹介します。

妊婦健康診査の追加がある

多くの自治体では、国が示す基準(標準的な健康診査の実施時期、実施回数及び内容)に基づいて、妊婦健康診査受診票(補助券)を14枚交付していますが、独自に追加して追加支援を行っている自治体があります。

大垣市

大垣市では、妊婦健康診査受診票(補助券)15枚交付しています。(※最後の1枚である15枚目が大垣市独自の追加支援です)

【自治体HP】大垣市|妊婦健康診査について

助産制度がある

大垣市

大垣市では、経済的な理由で入院できない妊産婦の方に、市の指定する助産施設(大垣市民病院)を利用してもらう制度として助産制度を設けています。事前に申請した生活保護受給世帯や市民税非課税世帯などが対象です。

【自治体HP】大垣市|助産制度

独自の出産祝い金がある自治体

岐阜県では、第二子以降の出産時に1人あたり10万円のお祝い金を支給していますが、それとは別に自治体で独自に出産祝い金がある自治体を、下記の観点でご紹介します。

第一子から出産祝い金がある

海津市

海津市では、新生児の親に「かいづっこハピハピ給付金」として、対象児童1人につき20万円を支給しています。

【自治体HP】海津市|かいづっこハピハピ給付金

安八町

安八町では、町内に1年以上住み、今後も住み続ける方を対象に、出産に対するお祝い金(一律5万円)を交付しています。

【自治体HP】安八町|役場諸手続等

第二子に追加の出産祝い金がある

輪之内町

輪之内町には第二子以降出産祝金の制度があります。輪之内町内にお住まいで第二子以降の子が生まれた世帯に対し、出産祝金10万円を支給しています。

【自治体HP】輪之内町|輪之内町第二子以降出産祝金のご案内

第三子に追加の出産祝い金がある

輪之内町

輪之内町には、第3子以後出生児1人につき、出産祝金20万円を支給する制度があります。

【自治体HP】輪之内町|輪之内町出産祝金(第3子以後)のご案内

養老町

養老町では、第3人子以降の子を出産(死産を除く)した場合、出生日から遡って1年以上継続して養老町に住所があるなど条件を満たした方に対象児1人につき10万円の出産祝金を支給しています。

【自治体HP】養老町|3人目からの出産に「出産祝金」を支給します

自治体による出産・子育て応援ギフトの支給方法の違い

出産・子育て応援ギフトは国の交付金制度で、妊娠届出時(5万円相当)と出生届出後(5万円相当)の2回に分けて配布されますが、ギフトの支給方法は各自治体にゆだねられており、現金・クーポン・物品などの支給方法で自治体によって個性が出ます

市区町村支給方法自治体HPの「出産・子育て応援ギフト」ページ
大垣市電子カタログギフト大垣市|出産・子育て応援ギフト
羽島市電子カタログギフト羽島市|出産・子育て応援事業の実施
海津市電子カタログギフト海津市|出産・子育て応援事業のご案内
養老町電子カタログギフト養老町|出産・子育て応援事業について
安八町現金給付安八町|伴走型相談支援および出産・子育て応援給付金について
輪之内町電子カタログギフト輪之内町|出産・子育て応援ギフト

【出産後】のママに対する支援を独自に設けている自治体

下記の観点で、それぞれ他の自治体よりも支援が厚い自治体をご紹介します。

産後ケア事業

産後ケア事業」は、令和元年の母子保健法改正により、令和3年度からの実施が市区町村の努力義務となった子育て支援です。実施方法や自己負担額には市区町村でかなりの差があります。

宿泊型の産後ケア事業

市区町村実施場所子どもの月齢自己負担額
大垣市①[宿泊]クリニックママ
②[宿泊]もりレディースクラブクリニック
1ヶ月まで7,500円
羽島市①[宿泊]空助産院
②[宿泊]アイリスベルクリニック
12ヶ月未満2,500円
海津市①[宿泊]高田医院(神戸町)
②[宿泊]貴子ウィメンズクリニック(津島市)
③[宿泊]小塚産婦人科(桑名市)
①12ヶ月未満
②4ヶ月未満
③4ヶ月未満
①7,000円
②2,500円
③15,000円
安八町①[宿泊]高田医院(神戸町)
②[宿泊]アイリスベルクリニック(羽島市)
12ヶ月未満①4,000円
②3,000円
※海津市の場合、1泊2日は2日間としてカウントします。小塚産婦人科のみ、食事・おやつ代込みの利用料金です。貴子ウィメンズクリニックは3日目以降は5,000円/日です。貴子ウィメンズクリニックでは4か月以上のお子さんは別途託児費用必要です。

通所型の産後ケア事業

市区町村実施場所子どもの月齢自己負担額
大垣市①[通所]母乳・育児相談室さんばさん
②[通所]もりレディースクラブクリニック
①12ヶ月未満
②3ヶ月未満
3,300円
羽島市①[通所]空助産院
②[通所]アイリスベルクリニック
12ヶ月未満1,000円 
海津市①[通所]高田医院(神戸町)
②[通所]小塚産婦人科(桑名市)
①12ヶ月未満
②4ヶ月未満
①1,000円
②10,000円
安八町①[通所]高田医院(神戸町)
②[通所]アイリスベルクリニック(羽島市)
12ヶ月未満①1,000円
②1,500円
※小塚産婦人科のみ、食事・おやつ代込みの利用料金です。

訪問型の産後ケア事業

市区町村実施場所子どもの月齢自己負担額
海津市[訪問]自宅12か月未満900円
養老町[訪問]自宅12か月未満500円
安八町[訪問]自宅12ヶ月未満900円
輪之内町[訪問]自宅12ヶ月未満900円

【産後ケア事業についての備考】生活保護世帯、市民税非課税世帯は減免措置があります。多胎児の場合は、2人目の赤ちゃんから利用料の加算があります。お母さんの食事代は利用料に含みませんので別途費用負担があります。また、その他赤ちゃんのミルク、おむつなどの必要物品は別途費用負担が生じることがあります。

羽島市の産後ケアが、12ヶ月未満=子どもが1歳になる前の日まで使えて、宿泊型2,500円・通所型1,000円で利用できるため、出産後のママにも優しく手厚い子育て支援だなと思いました。受け入れ施設も羽島市内にあって◎です!

産後の歯科健診の助成

妊娠中に1回分の歯科健診費の補助を設けている自治体は多いかと思いますが、追加で支援をしている自治体もあります。

輪之内町

輪之内町では、妊娠中の歯科健診1回分に加えて、さらに産後にも1回分、歯科健診を助成しています。産後の歯科検診はお子さんの1歳のお誕生日前日までが期日です。(助成金額は上限4,000円まで) 

【自治体HP】輪之内町|妊産婦の健診・相談等

【乳幼児期】就学前までの子育て支援に特色がある自治体

乳幼児相談や健診、予防接種、幼児教育・保育の無償化1などはどこの自治体でも大差はないと思いますが、乳幼児期に他の自治体にはないユニークな子育て支援を行っている自治体が存在します。

下記の観点で、個性的な子育て支援施策をご紹介します。

チャイルドシート購入の助成

海津市では、交通事故から子どもの尊い命を守るため、チャイルドシート購入への補助金支給を実施しています。

【自治体HP】海津市|チャイルドシート等購入補助金

離乳食教室

羽島市

羽島市の離乳室教室では、生後5ヵ月前後を対象に、離乳食の話と試食(保護者のみ)、歯の話、栄養・歯科・保健相談(希望者)、身体計測(希望者)を行っています。要予約です。

【自治体HP】羽島市|離乳食教室

(保育園に通っていない子)の一時預かり事業

海津市

海津市では、保育所等に通っていない生後1か月半から満3歳までの児童を対象に、市内の認定こども園で実施する一時預かり事業に利用できる「かいづ子育てエンJOYクーポン」を交付しています。家庭で子育てを行う保護者のリフレッシュ、育児疲れの解消および経済的負担の軽減を図ることを目的としています。

【自治体HP】海津市|かいづ子育てエンJOYクーポン

このほかに、海津市では、第2子、第3子の出産・育児に専念できるよう、子育てしやすい環境を確保するため、いわゆる「育休退園2」の運用を見直し、育休退園となるはずの保育利用中の3歳未満について、一旦退園させることに発達上の配慮が必要な場合には継続入園することができるよう取り組んでいます

小学校入学準備支援事業

安八町

安八町では、小学校入学時における家庭の経済的負担の軽減のため、入学準備支援事業として、ランバッグ・通学用安全帽子の贈呈を実施します。

【自治体HP】安八町|安八町小学校入学準備支援事業について

子育て世代の定住移住への支援

新築住宅取得への助成

大垣市

大垣市では、「子育て世代等住宅取得支援事業」として、金融機関などで借り入れた住宅取得費用の利子の一部を助成します。

【自治体HP】大垣市|大垣住まいるサポート事業「子育て世代等住宅取得支援事業利子補給金」のご案内

海津市

海津市では、「若年夫婦・子育て世帯住宅取得等奨励事業」として、海津市内で新築住宅の取得を行う方に対して、50万円の奨励金を交付します。申請期限は令和7年3月10日です。

【自治体HP】海津市|若年夫婦・子育て世帯住宅取得等奨励事業

安八町

安八町では、「定住促進住宅取得助成金事業」として、安八町内に新築住宅を取得された方に助成金(「基本助成金」+「加算金」)を交付します。町内在住者と転入者で金額が異なります。加算金は、配偶者の有無や子どもの有無、親世帯との同居の有無で変わります。

【自治体HP】安八町|定住促進住宅取得助成金制度について

中古住宅取得への助成

大垣市

大垣市では、「子育て世代等中古住宅取得リフォーム支援事業」として、大垣市内に新たに中古住宅を取得し、自ら居住する子育て世代の人を対象に、リフォームにかかる費用の一部を補助します。

【自治体HP】大垣市|「子育て世代等中古住宅取得リフォーム支援事業補助金」のご案内

海津市

海津市では、「若年夫婦・子育て世帯住宅取得等奨励事業」として、海津市内で中古住宅の取得を行う方に対して、奨励金20万円を交付します。申請期限は令和7年3月10日です。

【自治体HP】海津市|若年夫婦・子育て世帯住宅取得等奨励事業

安八町

安八町では、「定住促進住宅取得助成金事業」として、安八町内に中古住宅を取得された方に助成金(「基本助成金(の半額)」+「加算金」)を交付します。町内在住者と転入者で金額が異なります。加算金は、配偶者の有無や子どもの有無、親世帯との同居の有無で変わります。

【自治体HP】安八町|定住促進住宅取得助成金制度について

増改築・リフォームへの助成

海津市

海津市では、「若年夫婦・子育て世帯住宅取得等奨励事業」として、海津市内で所有住宅の増改築またはリフォームを行う方に対して、奨励金10万円を交付します。申請期限は令和7年3月10日です。

【自治体HP】海津市|若年夫婦・子育て世帯住宅取得等奨励事業

賃貸住宅への家賃補助

海津市では、「若年夫婦・子育て世帯家賃補助事業」として、市内の民間賃貸住宅に新たに居住する方に対して、補助金を交付するしています。申請期限は令和7年3月10日です。

【自治体HP】海津市|若年夫婦・子育て世帯家賃補助事業

U・I・Jターンでの移住への助成

海津市

海津市では、「若年夫婦・子育て世帯U・Iターン奨励事業」として、基準額は30万円をベースに、子ども加算や市内就職、マイカー購入などによる加算で最大100万円を給付します。申請期限は令和7年3月10日です。

【自治体HP】海津市|若年夫婦・子育て世帯U・Iターン奨励事業

養老町

養老町では、「若者定住マイホーム取得支援事業補助金」として、世帯全員が初めて養老町に転入するI・Jターン世帯または町外へ転出してから2年以上経過後に再び養老町へ転入する人を含むUターン世帯を対象に、町内の居住用住宅(新築・中古住宅等)の取得費用を助成しています。40歳未満が対象です。

【自治体HP】養老町|移住・定住促進 新補助金制度のご案内

安八町

安八町では、岐阜県以外の都道府県から安八町内に移住した方に対し、「安八町清流の国ぎふ移住支援金」として移住支援金を交付します。申請者の年齢が39歳以下であることが要件です。移住支援金は、家族での移住:50万円、単身での移住:30万円です。(※令和6年4月1日以降の転入者で、18歳未満の世帯員を帯同する場合は、30万円加算)

【自治体HP】安八町|安八町清流の国ぎふ移住支援金

転入の際の引っ越し代の助成

大垣市

大垣市では、「子育て世代等移住定住活動費支援事業」として、大垣市への移住を検討している「県外在住の子育て世代等」を対象に、移住定住活動(住居や仕事を探す活動など)を行う際に必要となる交通費や宿泊費、レンタカー代金を補助します。

【自治体HP】大垣市|移住・定住促進 大垣で暮らそう~大垣暮らしのオトクな制度~

同居・近居への助成

大垣市

大垣市では、「子育て世代近居支援事業」として、市外に住む子育て世帯が、親世帯の住む大垣市内に転入する場合、その転居費用(引っ越し費用)の一部を補助します。

【自治体HP】大垣市|大垣住まいるサポート事業「子育て世代近居支援事業補助金」のご案内

養老町

養老町では、「三世代同居または三世代近居(直線距離で2キロメートル以内)」と、「町内に居住用住宅(新築・中古住宅等)を新たに取得し、所有権の保存又は移転の登記が完了した日以後6ヶ月以内であること」、「孫が、中学生以下であること」などを満たせば、養老町内で同居/近居するための住宅を用意する費用負担を補助してもらえます。

【自治体HP】養老町|移住・定住促進 新補助金制度のご案内

輪之内町

輪之内町では、「輪之内町三世代同居・近居助成事業」として、新たに三世代同居・近居を始めるために輪之内町内で住宅取得又はリフォーム工事を行う場合の費用の一部を補助しています。助成金の上限金額は30万円です。

「親世帯が継続して3年以上輪之内町内に居住していること」と、「子世帯が住宅の取得に伴い町外から町内に転入すること」、「孫が、義務教育修了前であること(※胎児でも、出産予定であることが母子手帳等で確認できて出生後に同居予定であればOK)」などを満たせば、輪之内町内で同居/近居するための住宅を用意する費用負担を補助してもらえます。

【自治体HP】輪之内町|輪之内町三世代同居・近居助成事業

新婚カップルへの結婚新生活支援

海津市

海津市では、少子化対策の一環として、経済的理由で結婚に踏み出せない市内に住む満39歳以下の男女を対象に、住居費および引越し費用の一部を「海津市結婚新生活支援事業費補助金」として補助しています。申請期限は令和7年3月31日です。

【自治体HP】海津市|結婚新生活支援事業

子育て世帯への生活支援

物価高騰による経済的負担を軽減

大垣市

大垣市では、食費等の物価高騰の影響を特に受けて損害を受けた低所得の子育て世帯の生活を支援するため、児童1人につき5万円の生活支援特別給付金を支給しています。

【自治体HP】大垣市|低所得の子育て世帯へ「生活支援特別給付金」を支給

海津市

成長期の子どもを持つ非課税世帯およびひとり親世帯を対象に、海津市産のお米を支給しています。

【自治体HP】海津市|海津市こども応援米の支給申請について

こども医療費助成

大垣市羽島市海津市養老町安八町輪之内町では、いずれの自治体も、18歳に達して初めて迎える3月31日まで医療費助成の対象としています。急な病気や怪我のときに、安心して医療機関を受診できます。年齢要件のみで、所得制限はありません。

児童手当・児童扶養手当

児童手当は、全国一律の制度ですので、給付条件や給付額に地域差はありません。国内のどこに居住していても同じように給付を受けることができます。

  • 中学校修了前の児童を養育している方に児童手当が支給されます。
    ※受給者は、原則、父・母のうち所得の高い方です。
    ※令和6年10月より児童手当制度が改正されます。所得制限が撤廃されます。

父母の離婚や死別などでの、ひとり親家庭等の世帯の生活の安定と自立の促進に寄与し、児童の福祉の増進を図るための児童扶養手当も、支給額や給付条件は全国一律です。

多胎児を育てる家庭への支援

市区町村によっては、多胎児を育てるご家庭への支援に取り組んでいる自治体もあります。

多胎児おでかけアシストタクシー

大垣市

大垣市では、多胎児と一緒にタクシーで移動する場合に利用できる「多胎家庭おでかけアシストタクシー利用券」を交付。満一歳まで使えます。

【自治体HP】大垣市|多胎家庭おで寺けアシストタクシー利用券

多胎児家庭の家事や育児等の手伝い

海津市

海津市では、多胎育児経験者(マイサポーター)が訪問し、家事や育児等をお手伝いする「海津市多胎児家庭サポート事業」を実施しています。利用には事前登録が必要ですが、無料です。

【自治体HP】海津市|海津市多胎児家庭サポート事業

多胎育児経験者から育児のアドバイス

羽島市

「乳児家庭訪問」時には、市の保健師が行う家庭訪問に、多胎育児の先輩ママ(ピアサポーター)が同行し、多胎育児経験者として育児のアドバイスを行います。「乳幼児健康診査時サポート」では、ピアサポーターが乳幼児健康診査に付き添い、サポートや育児相談を行います。利用には事前登録が必要ですが、無料です。

【自治体HP】羽島市|羽島市多胎児支援事業

サポーター派遣による子育て支援

ファミリーサポートセンター

ファミリーサポートセンター(ファミサポ)は、地域の方々と行政(国・県・市町村)が協力して運営しています。子育ての援助を受けたい人(依頼会員)が、援助を協力してくれる人(提供会員)から、お子さんの預かりや送迎の支援を受けられます。利用するには登録が必要です。令和6年4月の時点では、岐阜県では36の市と町が運営しています。大垣市羽島市海津市養老町安八町輪之内町はいずれもファミリーサポートセンターがあります。

【自治体HP】岐阜県|“子どもの預かり”は 「ファミサポ」にご相談

エンゼルサポーター事業

大垣市

エンゼルサポーター事業とは、妊娠中や出産後の体調不良などにより家事や育児を行うことが困難な世帯を対象に、サポーターを派遣する事業です。妊娠中または小学6年生以下の子どもがいるご家庭が対象です。育児に関する援助(授乳・おむつ交換・沐浴の介助など)のほか、家事に関する援助(炊事・洗濯・掃除・買い物の同伴など)も受けることが出来ます。

【自治体HP】大垣市|エンジェルサポーター事業

スマホアプリでの子育て支援がある自治体

デジタル技術のうち、スマホアプリを活用した子育て支援をしている自治体です。母子健康手帳と連動していると、胎児や子どもの成長記録を簡単にグラフ化できたりして◎です。

大垣市

大垣市子育て支援アプリ

大垣市子育て支援アプリ
大垣市子育て支援アプリ
開発元:Ogaki city
無料
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大垣市子育て支援アプリには、子育てに必要な情報、子育てイベントの会場や開催日に関する情報、予防接種のスケジュール管理、市内の各施設のマップ、ぎふっこカード、子育て日記帳、離乳食検索、緊急時に役立つ情報、市からのお知らせなどが搭載されています。

羽島市・海津市

母子健康手帳アプリ

羽島市や海津市では、デジタル版の母子手帳である「母子健康手帳アプリ」を導入しています。従来の母子健康手帳の機能に加え、リアルタイムで必要な情報が手に入るところが◎です。紙冊子の「母子健康手帳」と併用できます。

母子健康手帳デジタル版
母子健康手帳デジタル版
開発元:ひまわりの会
無料
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養老町・輪之内町

母子モ

養老町では、母子手帳アプリ「母子モ」を導入し、子育て支援アプリ「ようろうっこ」として活用しています。輪之内町では「にこにこわのうち」です。紙の母子健康手帳と併用して使うことが前提のアプリです。

母子手帳アプリ 母子モ~電子母子手帳~ (Boshimo)
母子手帳アプリ 母子モ~電子母子手帳~ (Boshimo)
開発元:MTI Ltd.
無料
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その他、自治体独自の子育て支援

大垣市

親子バス利用支援事業

大垣市では、小学6年生以下の子どもと一緒に路線バスを利用した場合、親子ともに運賃が無料となります。両親だけでなく、同一世帯の祖父母や兄姉も利用できます。妊娠中の方も対象です。(要事前申請)

【自治体HP】大垣市|親子バス利用支援事業

おしゃべりサロン「いっぽ」

大垣市教育委員会は、小中学生の保護者の方を対象に、気軽に子育ての相談ができる、おしゃべりサロン「いっぽ」を開催しています。土曜サロンと夏休みサロンでは、小中学生の学習支援も行っています。(申込不要)

【自治体HP】大垣市|おしゃべりサロン「いっぽ」

海津市

高校生通学費補助金

海津市では、市内に居住し高等学校等にバスまたは鉄道を利用して通学する生徒の保護者に対し、通学定期券の購入費の一部を補助しています。

【自治体HP】海津市|高校生等通学費補助金

養老町

養老町孫育てサポート補助金

養老町では、父母が就労等の理由で保育できない1歳から3歳未満の孫を3ヵ月以上継続して保育している祖父母を対象に、孫1人当たり月額5,000円の補助金を、最長2年間、支給しています。

条件として「祖父母世帯、父母世帯が町内に住所を有すること」と「対象となる孫が保育所などに就園していないこと」を満たす必要があります。

【自治体HP】養老町|移住・定住促進 新補助金制度のご案内

岐阜県独自の子育て支援

もっと詳しく知りたい方へ

今回比較した6つの自治体(大垣市羽島市海津市養老町安八町輪之内町)について、下記コンテンツで自治体ごとにまとめています。ご覧ください。

まとめ

子育てしやすい街かどうかに関連して、目的別にオススメの自治体をまとめてみました。

【目的別】子育てしやすい街リスト

目的(判断材料)市区町村
妊娠検査に対する助成が厚い養老町
不妊検査に対する助成が厚い大垣市
不妊治療に対する助成が厚い海津市
妊婦検診券の枚数が多い大垣市
助産制度がある大垣市
第一子から出産祝い金がもらえる海津市
第二子への追加の出産祝い金が多い輪之内町
第三子以降への追加の出産祝い金が多い輪之内町
若い新婚カップルへの新生活支援がある海津市
出産・子育て応援ギフトが現金給付安八町
産後ケアが手厚い・自己負担額が少ない羽島市
産後ケアの対象がママ以外の家族でもOK輪之内町
産後もママの歯科健診が1回分助成輪之内町
チャイルドシートの購入補助金がある海津市
離乳食教室の内容が濃い羽島市
小学校入学準備でランバッグ支給がある安八町
子育て世帯の住宅購入・リフォームの補助が厚い海津市
子育て世帯の賃貸住宅の家賃補助がある海津市
移住者への助成金が手厚い安八町
転入の際の引っ越し代の助成がある大垣市
親世帯との同居・近居への助成が厚い養老町・輪之内町
物価高騰による経済的負担を軽減策がある大垣市・海津市
多胎妊娠・出産への物的支援がある大垣市・海津市
サポーター派遣による支援が厚い大垣市
子と路線バスを一緒に乗った場合タダ(妊娠中OK)大垣市
高校生の通学定期券の購入に補助金がある海津市
同居・町内近居で孫育てをする祖父母に補助金がある養老町
※年齢制限や収入制限など、補助金や行政サービスを受けるための条件があります。

個人的には、これから妊活するなら大垣市か海津市。産後のママのケアを手厚くしたいなら羽島市。同居・町内近居で親と一緒に子育てするなら養老町がオススメですよ♪

  1. 令和元年10月より、国における幼児教育保育の無償化が開始され、3~5歳児クラス及び市町村民税非課税世帯の0~2歳児クラスが対象となりました。  ↩︎
  2. 育休退園=認定こども園等を利用している保護者が育児休業等を取得する場合、子どもが3歳未満の場合には一旦退園し、復職等に合わせて再入園すること ↩︎
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