津屋川堤防の彼岸花群生地が見頃を迎えています。(岐阜県海津市)

観光スポット
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津屋川堤防の彼岸花が花盛りを迎えています。散策に行ってきました♪
(撮影日:2024年10月8日)

津屋川堤防の彼岸花

毎年秋、津屋川の堤防沿いには、およそ3kmに渡って約10万本の彼岸花が咲き誇ります。

開花時期は例年9月中/下旬~10月上旬なのですが、年々開花の時期が遅くなっているような印象を受けます。昔はもっと早く満開状態になっていたような・・・?(開花状況は、海津市観光協会のHPでチェックできます)

津屋川とは

津屋川つやがわは、木曽川水系の一級河川で、養老山付近が水源で、養老山地から流れ出るいくつかの流れと合流しながら南に向かって流れます。具体的には、岐阜県養老郡養老町から海津市を流れます。

津屋川は、海津市南濃町駒野付近で多芸輪中の水を集めた五三川と合流し、揖斐川と背割堤で並行した後に、南濃町山崎付近で揖斐川と合流します。

津屋川沿いに咲き誇る彼岸花

このうち、彼岸花が咲くエリアは、海津市南濃町津屋付近の3kmほどの区間です。岐阜県内最大級の群生地が広がっています。

なお、津屋川をテーマにした楽曲「津屋川みれん」でも彼岸花が登場します。歌い手の永井みゆきさんは「津屋川ひがん花PR大使」も務めていらっしゃいます。

彼岸花とは

彼岸花
別名の曼珠沙華マンジュシャゲの方で覚えている方もいらっしゃるかもしれませんね。学名からリコリスと呼ぶ方もいらっしゃいます。

ヒガンバナ(彼岸花)は、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。原産地は中国大陸です。

秋のお彼岸の頃、花茎の先に強く反り返った鮮やかな赤い花を咲かせます。方言を含めると、別名は1000種以上あると言われています。「地獄花」「葬式花」「幽霊花」等ちょっと不吉な呼び名も・・・

津屋川堤防の彼岸花の開花状況(2024年10月8日)

満開の時期は、津屋川堤防が彼岸花で真っ赤に染まります。

これから開花の花もあるので、まだしばらく楽しめそうです♪

↓最新情報は、海津市観光協会のHPでチェックできます。

津屋川堤防 彼岸花群生地でのイベント

フォトコンテスト

海津市観光協会では2024年11月15日(金)までフォトコンテストを開催しています。

入賞作品には海津市の特産品詰め合わせがプレゼントされるので、見物のついでにベストショットを目指すのも良いかも!

フォトコンテストは、「海津市観光協会(@kaizushikanko)」をフォロー&海津市内で撮った秋の写真に「海津市観光協会(@kaizushikanko )」をタグ付けした上で、 「#2024海津の秋」「#海津市」 をつけてInstagramに投稿するとエントリーできます。被写体は、彼岸花に限らず、海津市の四季の風景や季節限定のグルメなど、海津市の魅力を伝える写真であればOKです!

【終了】津屋川のひがん花まつり

ヒガンバナの開花に合わせたイベント「津屋川のひがん花まつり」。2024年は、9月22日(日)、23日(月・祝)、29日(日)の3日間、午前9時から午後4時の日程で開催されました。

プラザしもたど多目的ホールでは、ゲストの永井みゆきさんのショーもありました。「津屋川みれん」

周辺には彼岸花以外の楽しみも♪

津屋川堤防の彼岸花群生地に咲く花はヒガンバナだけではありません。コスモスやツユクサ、タンポポなど、色とりどりの植物が楽しめます。

津屋川堤防の彼岸花と南濃梅園のコスモス
真っ赤な絨毯のごとく、津屋川堤防に咲き誇る彼岸花。手前は南濃梅園側のコスモス。
水流の他、鳥や虫の鳴き声が聞こえてくるので、とても癒されます。是非、スピーカーをオンにして音声をお楽しみください。
そういえば、散策中に黒いトンボも見かけました。「ハグロトンボ」というのかな?黒トンボは、めったに見ることができない珍しいトンボで、「神様トンボ」と呼ばれたり、幸運や勝利のシンボルとされたり、ご先祖様の魂を運んでくれるともいわれています。「長年の夢が叶う」とか「待ち望んでいた人との出会いが近い」とか「困難な状況が好転する」とか…良いことが起きる前触れかもしれません。嬉しい♪

津屋川堤防周辺の観光資源

海津市北部浄水公園

写真の奥に写って見えるのは、海津市南濃北部浄化センターです。

海津市北部浄水公園は、養老山地の麓から湧き出る水を利用して作られた公園です。

綺麗に整備されており、季節の花を楽しめる他、春にはつくしが顔を出していたりして面白いです。

南濃梅園

ヒガンバナ群生地を対岸から見れます。

梅の開花時期はこんな感じ

南濃梅園は中日本氷糖(株)の私有地ですが、散策できます。

津屋川沿いに500本の梅を植栽しており、早春には梅の花が香り豊かに咲き乱れ、訪れた人々を楽しませてくれます。海津市北部浄水公園と隣接しています。

ちなみに、南濃梅園のオーナー企業、中日本氷糖さんは氷砂糖などの製造・販売をメインとする企業です。そして、氷砂糖は梅酒づくりの必需品です。南濃工場が海津市南濃町津屋にあって、氷砂糖資料館の見学もできます(※事前予約が必要)。

津屋川水系清水池ハリヨ生息地

ポコポコと泡が浮いているのは水が湧き出ている証拠。音が心地よい。

淡水魚ハリヨの世界的な分布南限の一つです。ハリヨは、現在は岐阜県と滋賀県にのみ生息しているトゲウオ科の魚です。

清水池の名のとおり、水は非常に澄み切っています。

ハリヨは国の天然記念物に指定されています。天然記念物とは、「動物・植物・地質鉱物で我が国にとって学術上価値の高いもの」のうち、重要なものを指します。また、環境省により絶滅危惧IA類(イリオモテヤマネコやトキなどと同じ部類)に選定されています。ハリヨは、かつては生息域が広く分布していましたが、湧水や自噴水の枯渇、汚水等の流入などにより水質が悪化したため、生息地が激減しました。

ハリヨの柿酢

ハリヨ繋がりでご紹介。海津市のふるさと納税返礼品には「ハリヨの柿酢」という特産品があります。ハリヨの柿酢の原料は「柿」のみです。柿自身が持つ天然酵母から自然の発酵力で時間をかけて大切に作られています。

養老鉄道

津屋川に沿って堤防を少しだけ南下すると、養老鉄道の線路が見えます。

(昼間は、大垣行き/桑名行きがそれぞれ1時間に1~2本の間隔で運行しています。電車を見れたらラッキーかも!?)

ちなみに、養老鉄道では今、サンリオキャラの「シナモロール」とコラボしていて、「養老鉄道×Cinnamoroll」の限定グッズ販売やラッピング電車の運行を実施しています。(2025年1月31日まで運行:運行予定(時刻表)は、毎週水曜日に、木曜日から翌週水曜日までの分を養老鉄道公式サイトにて公開)

【建設中】東海環状自動車道

いろんな”働くクルマ”が見れて面白いかも

津屋川に背を向ける形で津屋川堤防に立つ(東側を向く/山が見える方向の逆側/反対側に身体を向ける)と、建設中の東海環状自動車道が見えます。

近くにスマートICと海津PAが出来るため、完成・開通したら津屋川堤防の彼岸花群生地にもアクセスしやすくなるかもしれませんね。

津屋川堤防 彼岸花群生地へのアクセス

岐阜県海津市南濃町津屋

電車でお越しの方美濃津屋駅(養老鉄道)から徒歩約10分
お車でお越しの方東海環状自動車養老ICから約10分
臨時駐車場あり(500円/台)
みかげの森プラザしもたどに無料駐車場があります。無料駐車場から北部浄水公園まで間をシャトルバスが15分間隔で運行予定です。北部浄水公園から彼岸花群生地までは徒歩5~10分程度です。詳しくは海津市HP「津屋川堤防の彼岸花」でご確認ください。

彼岸花群生地を観光コースにしているバスツアー

散策中、何台か大型の観光バスを見かけたので、気になって、観光コースに彼岸花群生地(津屋川堤防)を目的地として含めている旅行パックを調べてみました。

一例をご紹介します。
(募集を締め切っているツアーもありますが、ご了承ください)

写真は、ZIPANG(ジパング)の観光バス。大阪ナンバーでした。
クラブツーリズム

クラブツーリズムのバスツアーなら、添乗員付きツアーからフリープランまで、国内バスツアーの検索・ご予約が可能です。

おひとり参加可能なツアーだけでなく、おひとり様限定募集のバスツアーもあります。検索条件を上手く使えば「相席なし」のツアーを探すこともできるので◎

楽天トラベル観光体験

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その地域ならではの体験がしたい人は要チェック!

まとめ

毎年秋、津屋川の堤防沿いには、およそ3kmに渡って約10万本の彼岸花が咲き誇ります。

お近くにお越しの際は是非、彼岸花群生地を眺めながら、津屋川堤防を散策してみてはいかがでしょうか。きっと今週末の3連休も絶景を楽しめますよ♪

ちなみに、春になると、春の到来を告げるように、菜の花が堤防のあちこちに咲き誇ります。

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