無農薬で家庭菜園を楽しんでいるため、殺虫剤や農薬は使いたくないなぁ…と思っているところに救世主が現れました。身近にあるもので簡単に対策できるので、情報をシェアします♪
今年はヨトウムシ大量発生の年だそうです。。。
我が家の家庭菜園も被害に遭いました。(13年目にして初です…)
数日前までこんなんじゃなかったのに・・・!と被害拡大の速さにビックリしています。
ヨトウムシとは
ヨトウムシは食害性害虫
ヨトウムシは主に夜に活動し被害をもたらすため「夜盗虫」と呼ばれます。
幼虫は極めて多食性で、イネ科以外のほとんどの植物を食害するそうです。(我が家ではトウガラシまで食われました…)
昼間は茂みなどに隠れていて夜に行動するため、見つけにくく、知らないうちに分散し、被害が拡大します。食欲が旺盛なため、一晩で大量に食い尽くされてしまうことも…見つけた時点で防除することが望ましいです。
親は蛾で飛んできて勝手に産卵していくので非常に厄介です。
その上、幼虫が羽化して成虫になると、すぐに交尾を行い、産卵に入ります。ヨトウムシは1匹あたり1000個以上の卵を産み付けると言われています。大量の卵が夜間に葉の裏に産み付けられてしまいますので、被害がどんどん広がります。
しかも、土の中で越冬するというので最悪・・・
2024年はヨトウムシ大量発生の年
ガの幼虫「ヨトウムシ」が大量に現れていると、ニュースにも取り上げられていました。畑の作物を食い尽くすだけでは足らず、食べ物を探して道端にも出てきているそうです。
人間には害がないとはいえ、気持ちの良いものではないですね。。。
農産物の収穫量が減ることが簡単に予測できるのでとても心配です。
ヨトウムシ被害が発生しやすい条件
発生しやすい時期
3~10月
発生しやすい植物
エダマメ、ネギ、キャベツ、ハクサイ、ダイコン、すいか、サヤエンドウ、サトイモ、ニガウリ、ダイズ、キク、バラなど。イネ科以外のほとんどの植物を食害するため、農業において非常に厄介な害虫です。
ヨトウムシの主な駆除方法
農薬
葉の裏や茎など、目視できる範囲に幼虫がいる場合は殺虫剤を散布して駆除するのが主流だそうです。 明らかに食害が発生しているのに姿が見えない場合は、残効性の高い殺虫剤や誘引殺虫剤を撒いて駆除します。
↑サンケイデナポン5%ベイトは畑にまくだけの粒剤タイプなので、手を汚さずに使用することができます。
↑化学防除成分と物理防除成分を組み合わせた殺虫殺菌スプレーです。野菜の他、花や庭木にも使えます。
ちなみに、住友化学園芸さんからは「ピュアベニカ」という、お酢から作られた食品成分100%の薬剤があります。お子様やペットがいる環境でも安心して使うことができますが、駆除剤ではないため、あくまでも予防用です。
↑葉に散布することでヨトウムシを寄せ付けない効果が期待できます。
ヨトウムシが少数で、まだ被害が小さい場合には手で駆除することも選択できます。ただし、食の安全は確保できますが非常に手間が掛かります。被害が発生する前に「ピュアベニカ」を知りたかった…
農薬を使いたくない人のためのヨトウムシ対策
防虫ネットを作物に掛けることで、物理的に成虫が卵を産み付けるのを防ぎ、幼虫が作物に被害を与えるのを防止できますが、今年のように大量発生したときにはネットの間からまだ小さい幼虫が侵入してくるので防ぎきれません。「さてどうしたものか…」と思っているところに助言をいただきました。
我が家では、東日本大震災のときの津波被害や原発事故をきっかけに「食べ物が簡単に手に入らなくなるかもしれない」という恐れから、両親が家庭菜園を始めました。どうせ自分たちで作るなら、と無農薬での野菜作りに取り組んでいます。「子や孫に安全な野菜を食べさせたい」という両親の愛情を感じます。・・・こういう経緯があるからこそ、ヨトウムシに駆除剤を使うのが憚られます。
救世主はコーヒー!
コーヒーの香りに防虫効果
ヨトウムシは、コーヒーに含まれる成分を嫌う性質があるそうです。 濃いめに入れたコーヒーをスプレーで葉の表面に散布したり、コーヒーを淹れた後の出がらしを土に混ぜることで、ヨトウムシの発生を予防してくれるそうです。
コーヒーかすはカビやすい性質があるため、畑や花壇に撒くときは、完全に乾燥した状態のものを撒きましょう。コーヒーを淹れた直後、湿ったままのコーヒーかすを撒くと、カビが発生するリスクが高まります。コーヒーかすを乾燥させるには、自然乾燥の他、フライパンで炒るなどして水分を飛ばすと簡単です。
コーヒーかすを土に混ぜれば、効果が長く続くというわけではありません。土の中には多くの微生物が住んでいるため、コーヒーかすの成分も分解されてしまいます。効果がなくなってしまう前に、新しいコーヒーかすを撒くのがおすすめです。効果がなくなったコーヒーかすは、土をふかふかにする肥料としての役目を担ってくれるので、そのまま放置して問題ありません。
コーヒーかすは除草にも使えます。ただし除草に使うには量がたくさん必要です。除草にも使えてしまうため、コーヒーかすでヨトウムシ対策をする場合は、ハーブの周りにコーヒーかすを撒かないよう注意しましょう。(※ハーブは雑草の仲間であるため)
農薬をまくとなると子どもやペットへの影響が心配ですが、コーヒーなら安心して家庭菜園や庭に撒くことができます♪
カエルさんもヨトウムシの天敵だそうなので、感謝したいなと思います。
まとめ
ヨトウムシには嫌いなニオイがあります。
目視できたヨトウムシの幼虫や卵は取り除き、コーヒーかすを撒きましたが、これだけ大量発生しているとなると、被害拡大を食い止められるか心配です。
食品成分100%の「ピュアベニカ」、もっと早く知りたかったな・・・
【2024年11月6日追記】冒頭でお見せした通り、穴が貫通して向こう側の景色が見えるくらいボコボコだった茄子ですが、対策をして、その後、昨日収穫した茄子は無事虫食い穴のないツヤツヤした立派な実がなりました。(写真を撮る前に食べてしまったのでお見せ出来ないのが残念です。美味しかったです!)
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