岐阜県美濃市には、江戸時代の立派な商家などが「うだつ」とともに保存されている地域があります。
うだつは、元々は、隣家との延焼防止のために(家と家の間に)建てられた防火壁のことを指す言葉です。「うだつが上がらない」の語源ですね。
屋根の両端(隣家との境目)に小さな屋根が更に付いているように見えます。「こんなもので延焼が防げるの!?」と思えてしまうのですが、火事の際には火が燃え広がることを防ぐのに役立っていたようです。
昔は、町屋が隣り合って連続して建てられていたため、隣家からの火事が燃え移るリスクが高かったので、防火壁としてのうだつが必要でした。
うだつを上げるためにはそれなりに費用が必要だった(商売繁盛して裕福な者にしかうだつを上げられなかった)ことから、商売下手だったり地位が低いまま向上しない状況を指す「うだつが上がらない」の語源となっています。
うだつの上がる街並みとして現存しているのは、全国でも2箇所(もう1箇所は徳島県美馬市)しかないそうです。
基本情報
名称 | うだつの上がる町並み |
所在地 | 【美濃市観光案内所】 岐阜県美濃市加治屋町1959-1 ※うだつの上がる町並みは、現在の加治屋・本住・泉・魚屋・相生・常盤・俵の各町付近一帯 |
【アクセス】長良川鉄道の梅山駅と美濃市駅の間にあります。どちらからもだいたい徒歩で10分ほどでアクセスできます。
「うだつの上がる町並み」は重要伝統的建造物群保存地区です。美濃和紙が世界無形文化遺産に登録されたことも相まって、観光客が増えています。レトロなものが好きな方はきっと気に入ると思います♪
江戸時代の町屋の雰囲気が保存された街並み。最古の建物は築300年以上だそうです。
電柱がないため、時代を超えてタイムスリップした気持ちで風景を楽しめます。
全国に小京都と言われているところは沢山ありますが、そういった歴史情緒あふれる古い街並みの観光地がお好きな方にオススメです。昼と夜、全く違う顔を見せる「うだつの上がる町並み」がとても素敵でした。美濃和紙あかりアートでは「胡蝶の夢」という作品がとても素晴らしかったです。
本日の修作さんの俳句
「秋の宵 浮かぶ町並み 和紙あかり」
美濃和紙の照明はインテリアとしても人気♪
美濃和紙とはあまり関係がないのですが、オシャレな照明器具を探している人には「でんらい」さんもオススメ。
その辺には販売してないデザインのものを中心に取り揃えているため、他所のおうちやお店とかぶりません!
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本記事は、2024年11月11日(月)放送の「ドデスカ+」(メ~テレ)の「旬咲く日和」コーナーで、うだつの上がる町並みが紹介されたことを受けて、まとめたものです。「旬咲く日和」は気象予報士の山田修作さんが東海地方の“旬”を探すシリーズ企画で、今回は、岐阜県美濃市で、秋のチャリンコ旅で旬探しをしました。うましゅん♪
現存する日本最古の近代吊り橋。美濃橋も素敵でした。
修作さん激推しの「ニュー柳屋食堂」の鉄板とんちゃん(オン・ザ・ライスで食べてた!)や「登美屋」のカフェ「茶房とみや」の抹茶・大福セットも美味しそう♪